こちらのページでは、更年期の肩こりと腰痛について解説しています。
更年期になるとエストロゲンが減少し、自律神経も乱れることで血行が悪くなります。また、首、肩、腰回りの筋肉も衰えてきます。そのため、更年期の女性は肩こりや腰痛の症状がでやすくなっています。
軽度の肩こりであれば、特に心配はありませんが、酷い肩こりがなかなか解消しない場合は、高血圧症や脳疾患によるものである可能性が高いため、医師の診察を受けるようにしてください。
また、腰には体重がかかるため、太っているのであれば、少しでも痩せる努力をする、ヒールの高い靴を履かないなど、腰への負担をかけないようにしましょう。
さらに、更年期をきっかけに骨粗しょう症を発症しやすくなりますので、医療機関にて骨粗しょう症の検査を受けることも大切です。
まず、肩こりや腰痛を楽にするには、血行を促進することが大切です。入浴や使い捨てカイロなどで、肩と腰を温め、血の巡りを良くするようにしてください。その他、同じ姿勢を長時間続けないことも大切ですので、仕事で座りっぱなしになるという方は、時々休憩を取り、肩や腰を動かすようにしてください。
それから、重い荷物を持たない、重いコートやジャケットを避けるなど、肩に負担がかからないように注意しましょう。
エストロゲンが減少し、血行が悪くなると、肌が乾燥しやすくなり、神経も敏感になります。このことが原因で、手足のしびれを感じることがあります。また、更年期に入ると、関節の軟骨や筋肉も衰えてくるため、一時的に手足がしびれることがあるかもしれません。
更年期が原因のしびれは、時間の経過とともに治まるのですが、症状が重い場合、リウマチや膠原病を発症していることもありますので、念のため医療機関を受診しましょう。
しびれの原因は血行不良により、全身に血液が回らなくなっていることです。少しでも症状を緩和するには、ウォーキング、アクアビクス、水泳などの全身運動で血行を促進することが有効です。また、入浴で全身を温めながら、症状が出ている部分を軽くマッサージすることで症状が改善できるかもしれません。